1930〜40年代製のフレンチヴィンテージであるトラウザーをベースに作成したPANTALON SAVAS。
フロントの2タックやズドンとワイドなシルエットなど、今の気分にぴったりな要素が満載ですが、後ろ股上が深く設計されたり、サスペンダーボタンが配されていたりと当時のディテールもしっかり再現されています。
経糸はスーピマ糸に天然藍で枷染め(かせぞめ)を施し、緯糸にヘンプ糸を打ち込んだオリジナルデニムを開発。
伝統的な染色方法である枷染めとは、機械を使わず全て手作業で行う染色方法です。
インディゴ染料の入った枷壷(かせつぼ)と呼ばれる壷の中に束ねて輪っか状にした綿糸を浸しては取り出して絞り、空気にさらして酸化させるということを、何度も繰り返して染めていきます。
手間と時間をかけて、職人が丁寧に浸しながら少しずつ染め上げていくことで、糸の芯までしっかりと染まるところがロープ染色との大きな違いです。
色落ちしにくいですが、着こめば着こむほど出てくる深みのある風合いが楽しめるデニムパンツです。
COLOR : Indigo
SIZE : 0, 1, 2, 3
Cotton 70% , Hemp 30%
MADE IN JAPAN
0 ウエスト 78.0cm ワタリ 35.0cm 股上 38.0cm 股下 69.5cm 裾幅 28.0cm
1 ウエスト 82.0cm ワタリ 36.0cm 股上 38.0cm 股下 72.0cm 裾幅 29.0cm
2 ウエスト 85.0cm ワタリ 36.5cm 股上 39.0cm 股下 74.5cm 裾幅 29.0cm
3 ウエスト 88.0cm ワタリ 38.0cm 股上 39.0cm 股下 77.0cm 裾幅 29.5cm
※ 平置きでの実寸となります。個体差もございますので多少の誤差はご了承下さい。
outil /ウティ
フランス語で道具の意。衣服を道具として捉えるとき、それはどんな役割を果たすのか。その答えを探るべく、OUTILは古くから伝わるフランスのワークウェアから多くの手がかりを得ています。素材、縫製、シルエット。ヴィンテージのワークウェアが持つ、すべての要素に息づくのは用の美です。その美しさに魅了されたデザイナーはフランス各地を幾度も訪れ、希少となりつつある伝統的手法を貫く職人たちと出会いました。現代社会において忘れ去られそうになりつつも脈々と続いていく、フランスの伝統的なものづくり。ブランドを通して彼らの生きる道、すなわち、彼らのものづくりを守りたい。素晴らしい技術や手仕事を、それを着る人々に届けたい。OUTILは人と人を繋ぐ道具として、その役割を果たしていきたいのです。